10月青森県内倒産2件、低水準続く

東京商工リサーチ青森支店が4日まとめた青森県内の10月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は2件(前年同月比5件減)、負債総額1億700万円(1億3100万円減)だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う国や自治体、金融機関の資金繰.....
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 東京商工リサーチ青森支店が4日まとめた青森県内の10月の倒産状況によると、負債総額1千万円以上の倒産は2件(前年同月比5件減)、負債総額1億700万円(1億3100万円減)だった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う国や自治体、金融機関の資金繰り支援を背景に、倒産件数は6カ月連続で前年を下回り、低水準が続いている。[br][br] 倒産したのは、共に青森市で飲食店経営のイロモアと漁業用資材販売のネットールの2件で、販売不振が原因。負債総額は20年6月以来の1億円超えとなったが、小規模の倒産だったため、前年に比べ大幅に減少した。[br][br] 同支店は「国や自治体の消費喚起策やセーフティーネット貸付制度で、しばらくは倒産件数は抑えられる」と指摘。ただ、県内での感染拡大や雇用情勢の悪化を踏まえ、「先行きの不透明感は増しており、休廃業の急増は十分考えられる」と懸念を示した。