【全日本大学駅伝】駒大、アンカー対決制す

 8区で青学大・吉田圭太(右)を抜く東海大・名取燎太(左)と駒大・田沢廉=三重県伊勢市(代表撮影)
 8区で青学大・吉田圭太(右)を抜く東海大・名取燎太(左)と駒大・田沢廉=三重県伊勢市(代表撮影)
100キロ以上たすきをつないできたレースの勝敗が決したのは、ラスト1キロあまりだった。「自分がテープを切るんだという気持ちでやってきた」と駒大の田沢。“3強”のアンカー対決を制し、雄たけびを上げて伊勢神宮に駆け込んだ。 3位でたすきを受け、.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 100キロ以上たすきをつないできたレースの勝敗が決したのは、ラスト1キロあまりだった。「自分がテープを切るんだという気持ちでやってきた」と駒大の田沢。“3強”のアンカー対決を制し、雄たけびを上げて伊勢神宮に駆け込んだ。[br][br] 3位でたすきを受け、2秒前に出た東海大・名取の背後へ。10キロすぎで青学大を振り切った後も勝負を焦らない。56分台の個人的な目標を「これまでいい流れでつないでくれたので必ず優勝したい」と封印。忍耐強く相手エースの体力を削り、大股のスパートで引導を渡した。[br][br] 新型コロナウイルス禍による自粛期間、駒大は全員が寮に残った。グラウンドが使えず、マスクをして河川敷を走った。集団走もままならず、6区の山野は「引き離されても粘れた。単独走の練習がいい結果をもたらした」と逆境での成果を実感した様子だ。[br][br] 平成に一時代を築いた駒大も、現在は三大駅伝優勝の味を知る選手はおらず「どうしても勝ちたかった」と大八木監督。2年生にして絶対的エースに成長した田沢を軸に1年生から上級生までがまとまり「令和の常勝軍団をつくれるチームにしたい」と捲土(けんど)重来へ手応えを深めた。 8区で青学大・吉田圭太(右)を抜く東海大・名取燎太(左)と駒大・田沢廉=三重県伊勢市(代表撮影)