【新型コロナ】弘前管内の80代以上女性死亡 弘前の介護施設3人感染

青森県は30日、新型コロナウイルスに感染し、中等症で入院していた弘前保健所管内の80代以上の女性が死亡したと発表した。死因は老衰。県内の死者は計3人となった。この日は、弘前市の介護施設で新たに3人の感染が判明した。亡くなった女性を含め、同市.....
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 青森県は30日、新型コロナウイルスに感染し、中等症で入院していた弘前保健所管内の80代以上の女性が死亡したと発表した。死因は老衰。県内の死者は計3人となった。この日は、弘前市の介護施設で新たに3人の感染が判明した。亡くなった女性を含め、同市の飲食店で発生したクラスター(感染者集団)に関連している。[br][br] 県によると、亡くなった女性は、老衰で感染前から体の容体が良くなかったという。県感染症疫学コーディネーターの大西基喜医師は「死因は老衰だが、新型コロナが何らかの影響を与えた可能性もある」との認識を示した。[br][br] この日、3人の感染者が出たのは、同市の社会福祉法人嶽暘(がくよう)会が運営する介護施設「グループホームパインの街」。入所者8人、職員6人を検査した結果、入所する80代以上女性1人と職員の30代男性1人と20代女性1人が陽性だった。28日に感染が分かった入所者を含め計4人となった。大西医師は「クラスター化の恐れはあるが、爆発的な広がりはない」としている。[br][br] また、平川市の介護老人保健施設三笠ケアセンターでは職員2人の陰性が確認され、入所者を含む133人全員の検査が終了。感染は24日判明の職員1人にとどまった。[br][br] 飲食店クラスターに関連する感染者は計171人。県はこれまで関連の人数に含めていた弘前、青森市両保健所管内の12人について、経路確認が困難として除外した。[br][br] 30日現在、県内全体の入院者は62人。軽症者や無症状者向けの宿泊療養施設には5人が入所し、自宅療養者は21人、入院などに向けた自宅待機中は11人。療養完了は84人。症状別では重症だった2人が中等症となった。重症者は1人、中等症は前日から7人増え15人。