SGグループ(八戸)感染症対策強化 商工中金が20億円の融資枠

青森、岩手両県など5県で医療や介護、教育事業を展開するSGグループ(八戸市、田中信幸代表)は30日、新型コロナウイルスの流行拡大に備え、グループの医療法人や社会福祉法人の感染症対策を強化する方針を明らかにした。グループの共同購買・金融事業を.....
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 青森、岩手両県など5県で医療や介護、教育事業を展開するSGグループ(八戸市、田中信幸代表)は30日、新型コロナウイルスの流行拡大に備え、グループの医療法人や社会福祉法人の感染症対策を強化する方針を明らかにした。グループの共同購買・金融事業を手掛ける東北医療福祉事業協同組合(同市)に対し、商工中金八戸支店が20億円の融資枠を開設した。[br][br] 同支店によると、今回の融資枠の仕組みは、組合からグループの法人へ転貸できるのが特徴。融資枠内であれば資金の出し入れが自由で、緊急時でも機動的な資金供給が可能になる。期間は1年更新で最長5年。[br][br] SGグループは新型コロナの感染拡大に備え、金融面のサポートを受けて地域医療・介護体制の維持を図る。融資枠は専門人材の確保やスタッフの雇用継続、設備投資などに活用する意向で、高機能な消毒装置の導入も視野に入れている。[br][br] 特に介護事業は北奥羽地方で重要な役割を果たしており、担当者は取材に「グループ内の法人の多くは地域のセーフティーネットの役目も担っている。体制を維持し、事業を止めることがないように対応していきたい」と話した。