【新型コロナ】弘前、五所川原管内で計5人感染/収束の見通し立たず

青森県は29日、弘前、五所川原両保健所管内で計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した弘前市の飲食店に起因するとみられ、初めて4次感染も確認された。一連の感染者は185人(県外利用客5人を含む)で.....
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 青森県は29日、弘前、五所川原両保健所管内で計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。クラスター(感染者集団)が発生した弘前市の飲食店に起因するとみられ、初めて4次感染も確認された。一連の感染者は185人(県外利用客5人を含む)で、県内の累計は217人。県は「ある程度2次、3次の感染者を追えている」としつつ、まだ収束の見通しが立っていないとの見方を示した。[br][br] 同日現在、入院者は66人。軽症者や無症状者向けの宿泊療養施設には6人が入所し、自宅療養者は21人、入院などに向けた自宅待機中は19人。療養完了は67人。症状別では重症者3人、中等症は2人減って8人となった。[br][br] 新たに感染が判明したのは、同市鍛冶町のクラブ「縷(ル)・シャモン」、スナック「シャモン」の男性利用客1人と、院内感染が起こった弘愛会病院(同市)職員の同居人の職場関係者の女性1人。この女性が4次感染者。ほかの3人は感染経路を確認中。[br][br] これまでに感染が判明した県内の180人のうち、14人の経路が不明。 飲食店関係の感染者は計72人。利用客のうち、検査済みは110人(陽性46人、陰性64人)で、未着手は約50人。[br][br] 職員1人の感染が判明した介護老人保健施設三笠ケアセンター(平川市)では入所者92人、職員ら39人の陰性が確認された。残る職員2人は検査中。[br][br] 入所者1人が感染した社会福祉法人嶽暘(がくよう)会(弘前市)が運営する「グループホームパインの街」は職員6人、入所者8人の検査結果が30日に出る見通し。[br][br] 一方、桜田宏弘前市長は22日に開始した接客を伴う飲食店に対する休業協力の依頼について、期間を延長せずに予定通り31日で終了すると明らかにした。また同市は60代男性職員1人が感染したと発表。黒石市国民健康保険黒石病院でも職員1人の感染が判明した。