三沢基地周辺対策の重点3項目、国に要望へ/市と市議会

三沢市と市議会は29日、三沢基地周辺対策について、地域の実情に応じた住宅の移転措置など3項目を重点要望として国に求めることを決めた。11月中旬にも防衛省や東北防衛局などに要望する。 同日開かれた市議会基地対策特別委員会(堀光雄委員長)で、要.....
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 三沢市と市議会は29日、三沢基地周辺対策について、地域の実情に応じた住宅の移転措置など3項目を重点要望として国に求めることを決めた。11月中旬にも防衛省や東北防衛局などに要望する。[br][br] 同日開かれた市議会基地対策特別委員会(堀光雄委員長)で、要望書案が了承された。[br][br] 重点要望項目は移転措置のほか、三沢飛行場第2滑走路の早期着工、特定防衛施設周辺整備調整交付金の増額の2項目。市と市議会が7月に国へ要望した10項目の中から3項目を重点化し、問題解決や実現を強く求める。[br][br] 要望では、昨年度も重点化していた移転措置を前面に押し出す。航空自衛隊三沢基地へのF35Aステルス戦闘機配備を巡り、東北防衛局が2017、18年度に岡三沢5、6丁目地区で実施した騒音調査で、暫定的数値ながらも移転対象となる第2種区域の指定基準値を超えた結果を踏まえ、移転補償対象区域の早期見直しを求める方針だ。[br][br] 米田光一郎副市長は特別委の席上、移転措置を強調することについて「岡三沢の騒音が高い数値を示した現状を鑑みて、ここにわれわれの熱意を集中させるべきだろうと考えている」と述べ、問題を重く見ている姿勢を国に訴え掛ける意向を示した。