【新型コロナ】解雇5人増の936人 青森労働局「今後急増の可能性も」

青森労働局は29日、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めされた青森県内の労働者が10月23日時点で、見込みも含め50事業所、936人になったと発表した。前回発表の9月25日時点から、製造業の1事業所5人増にとどまり、増加幅は縮小傾向にあ.....
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 青森労働局は29日、新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止めされた青森県内の労働者が10月23日時点で、見込みも含め50事業所、936人になったと発表した。前回発表の9月25日時点から、製造業の1事業所5人増にとどまり、増加幅は縮小傾向にある。同局の請園清人局長は「各種支援策で雇用維持を図っている結果」としつつ、「維持にも限度がある。今後急増する可能性もあり、警戒が必要だ」と懸念を示した。[br][br] 解雇者数は、各地の公共職業安定所に相談があったものを集計。「雇用調整の可能性がある」としたのは58事業所増の1553事業所に上り、依然として不安定な雇用情勢が続く。[br][br] 大規模な人員整理が行われたストッキング製造のアツギ東北(神奈川県海老名市)では、むつ事業所(むつ市)の求職申込者127人のうち、11人の再就職が決定。ニーズが高い食品製造や販売などの求人確保のほか、職業訓練の受講を促すなどして就職を支援していくとした。[br][br] 一方、雇用調整助成金は、10月23日までに申請された9131件のうち、8928件に支給。申請件数は7月をピークに低下しているものの、依然として毎月千件以上ある。[br][br] 休業支援金・給付金は1667件の申請があり、1253件支給。飲食や運輸、宿泊業での申請が大半を占め、今後も増加する見込み。