国産リンゴ輸出、9月は918トン 前年同月比46%減/財務省

財務省が29日発表した貿易統計によると、2020年産国産リンゴの輸出が本格スタートした9月の輸出量は917・6トンで前年同月比46%減、金額は3億9400万円で40%減となった。輸出される国産リンゴは9割が青森県産とされる。9月の輸出は数量.....
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 財務省が29日発表した貿易統計によると、2020年産国産リンゴの輸出が本格スタートした9月の輸出量は917・6トンで前年同月比46%減、金額は3億9400万円で40%減となった。輸出される国産リンゴは9割が青森県産とされる。9月の輸出は数量、金額ともに年全体の2~3%程度にとどまることから、県国際経済課は「全体の中では大きな影響はない。10月以降の動きを注視したい」としている。[br][br] 数量、金額の下落は台湾向けの減少が要因。数量410・7トンで67%減と大きく後退。金額は1億6322万円で66%減った。中国向けの安価な南半球産が台湾市場に多く出回り、単価の高い国産を圧迫した。トキの早期出荷が少なく、十分な量が用意できなかったことも影響したという。[br][br] そのほかの国・地域別は、香港が493・8トン(前年同月比11%増)で2億2499万円(33%増)。シンガポール、タイも前年同月を大きく上回った。[br][br] 贈答用として大きな需要がある台湾などの春節(旧正月)は、21年は例年より約2週間遅い2月12日で、輸出のピークは1月ごろとなる見込み。