両候補、支持拡大に躍起/青森市長選折り返し

11月1日の投開票まで折り返しを迎えた青森市長選。支持拡大に向け街頭活動に力を入れる小野寺晃彦候補(右)と石田功候補=同市
11月1日の投開票まで折り返しを迎えた青森市長選。支持拡大に向け街頭活動に力を入れる小野寺晃彦候補(右)と石田功候補=同市
11月1日投開票の青森市長選で、再選を目指す無所属で現職の小野寺晃彦候補(45)と、共産党公認の新人の石田功候補(68)が舌戦を繰り広げている。小野寺候補は現職の知名度と1期4年間の実績を強調し、幅広い層の支持を得て圧勝を狙う。一方、石田候.....
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 11月1日投開票の青森市長選で、再選を目指す無所属で現職の小野寺晃彦候補(45)と、共産党公認の新人の石田功候補(68)が舌戦を繰り広げている。小野寺候補は現職の知名度と1期4年間の実績を強調し、幅広い層の支持を得て圧勝を狙う。一方、石田候補は政党色を前面に打ち出し、現市政への批判票の取り込みを図る。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中、県都のかじ取り役を決める選挙戦は折り返しを迎え、両陣営が支持拡大に躍起になっている。[br][br] 「コロナからの守りを攻めに変える」。[br][br] 新型コロナ対応やその後を見据えた政策を中心に訴える小野寺候補。前市政の課題解決に尽力した1期目を足がかりに、市政を前進させたいとの思いを抱く。[br][br] 応援弁士を務めたのは親交のある宮下宗一郎むつ市長と佐藤孝弘山形市長のみ。三村申吾知事に加え、自民党青森県連が「応援」という形で支えるが、陣営は前回同様に政党色を極力出さない方針だ。[br][br] 2016年の前回市長選では新人4人が出馬。小野寺候補が6万4218票を獲得し、次点に3万票以上の大差で勝利を収めた。[br][br] 前回は48・78%だった投票率の行方が気掛かりだが、選挙戦は盛り上がりが欠けているのが現状。陣営幹部は「前回より1票でも多く取りたい」と圧倒的な得票差での再選にこだわり、2期目のスタートを盤石な形で切りたい考えだ。[br][br] 石田候補は15日に急きょ出馬を表明。現職の無投票当選を阻止し、市民に選択肢を示したい―との共産党の狙いがある。街頭では同党の高橋千鶴子衆院議員、次期衆院選青森1区から出馬を予定する齋藤美緒党県委員会書記長がマイクを握る。現市政に不満を持つ有権者の受け皿となり、党勢拡大を目指す。[br][br] 市内各地の街頭でアピールするほか、施設内での個人演説会も開催。市が青森操車場跡地に整備を進める体育施設(アリーナ)建設の是非を対立軸として訴え続ける。石田候補はばく大な総事業費を引き合いに、「計画を凍結して新型コロナ対策に全力を挙げるべきだ」と力を込める。[br][br] ただ、陣営関係者は「新型コロナで投票を控える市民が増える可能性もある。投票率は前回よりも下回るのではないか」と懸念。市民の関心を高めようと苦心している。11月1日の投開票まで折り返しを迎えた青森市長選。支持拡大に向け街頭活動に力を入れる小野寺晃彦候補(右)と石田功候補=同市