「下北ジオパーク」再認定へ 調査員の現地調査始まる

下北ジオパークガイドの会の原英輔会長(中央)から地質や地形の特徴について説明を受ける日本ジオパーク委員会の調査員(左2人)=27日、むつ市の釜臥山展望台
下北ジオパークガイドの会の原英輔会長(中央)から地質や地形の特徴について説明を受ける日本ジオパーク委員会の調査員(左2人)=27日、むつ市の釜臥山展望台
下北地域5市町村の18エリアで構成する「下北ジオパーク」に関し、認定機関である日本ジオパーク委員会(JGC)の現地調査が27日、むつ市を皮切りに始まった。29日までの期間中、調査員2人が5市町村のジオサイトや観光施設を視察。初認定された20.....
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 下北地域5市町村の18エリアで構成する「下北ジオパーク」に関し、認定機関である日本ジオパーク委員会(JGC)の現地調査が27日、むつ市を皮切りに始まった。29日までの期間中、調査員2人が5市町村のジオサイトや観光施設を視察。初認定された2016年から4年間の取り組みなどを審査し、再認定するかどうかの判断材料にする。[br][br] ジオパークは貴重な地質や地形、自然を保護するとともに、教育や観光に活用し、地域の持続可能な発展を目指す取り組み。下北ジオパークは14年の初申請で認定が見送られ、16年に再挑戦して認定を受けた。再認定審査が4年に1度あり、活動の充実が見られなければ条件付き再認定への“降格”、最悪の場合は認定取り消しもある。結果は来年2月に判明する見通し。[br][br] 下北ジオパークは16年の審査でJGC側から改善するよう指摘された▽みんなでジオサイトを保全する仕組みづくり▽認定ガイドの活躍の場創出▽教育活動の拡充―など11項目への対応状況もポイントとなる。[br][br] 調査員はJGCの中田節也委員長、群馬県下仁田町教委ジオパーク推進室の関谷友彦氏。27日は下北ジオパーク推進協議会の関係者と共に同市の下北観光案内所や釜臥山展望台などを視察。展望台では360度のパノラマを望みながら、下北ジオパークガイドの会の原英輔会長から同ジオパークの地質や地形の特徴などについて説明を受けた。[br][br] 審査について中田委員長は「最初に勧告した提案をクリアできているか調査する。どれだけ地元の人が関わっているかも確認したい」と語った。[br][br] 現地審査に先立ち、26日はオンライン審査も行われ、下北ジオパークに携わる各部会の代表者らが活動についてアピールした。[br]下北ジオパークガイドの会の原英輔会長(中央)から地質や地形の特徴について説明を受ける日本ジオパーク委員会の調査員(左2人)=27日、むつ市の釜臥山展望台