六ケ所村泊中で閉舎式典 伝統継承し新たなスタート誓う 新年度から泊小校舎で併置校に

記念のバック絵を背景に同校の理念を引き継いで行くことを誓う生徒会長の酒谷奏汰さん
記念のバック絵を背景に同校の理念を引き継いで行くことを誓う生徒会長の酒谷奏汰さん
来年度から六ケ所村立泊小に移転する形で小中併置校となる同村立泊中(石川義也校長)で24日、同中学校校舎の閉舎式が行われ、同校の生徒73人と関係者約70人が、同校の歩みを振り返るとともに新たなスタートを切ることを誓った。 現在の校舎は1975.....
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来年度から六ケ所村立泊小に移転する形で小中併置校となる同村立泊中(石川義也校長)で24日、同中学校校舎の閉舎式が行われ、同校の生徒73人と関係者約70人が、同校の歩みを振り返るとともに新たなスタートを切ることを誓った。[br][br] 現在の校舎は1975年に完成。本年度の3年生も含めると約2900人の卒業生を送り出した。しかし校舎の老朽化が進み、防災上の理由から使用できなくなった。[br][br] 村は将来的に村内の全中学校を統合する方針を示しているため、新校舎は作らずに来年度から小中併置校にすることを決めた。[br][br] 閉舎式では、主催した実行委の佐藤栄作委員長が「思い出が詰まった学びやが無くなるのは悲しいが、新しいスタートを切ってほしい」とあいさつした。[br][br] 式典後に同校生徒会が主催したセレモニーでは、校舎の航空写真を基にして、A4サイズの紙約300枚をつなぎ合わせて描いた記念のバック絵が披露された。全校生徒と教職員が協力し、文化祭でそれぞれ塗り分けた力作だという。[br][br] 最後は、生徒会長で3年の酒谷奏汰(そうた)さんが「4月から併置校となるが、『地域から愛される学校』『地域に貢献する学校』を目指す思いを伝統として継承する」と述べた。記念のバック絵を背景に同校の理念を引き継いで行くことを誓う生徒会長の酒谷奏汰さん