種市高生が実験交え津波防災出前授業/宿戸小児童「避難三原則守って逃げる」

津波の性質などを児童に説明する種市高の生徒
津波の性質などを児童に説明する種市高の生徒
岩手県立種市高(松場喜美夫校長)海洋開発科の3年生5人は19日、洋野町立宿戸小(小野紀子校長))を訪問し、4年生8人に津波防災教育の出前授業を行った。 同科で津波を課題研究としている生徒が、町内の小中学校などを対象に毎年開催。今年は宿戸小の.....
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 岩手県立種市高(松場喜美夫校長)海洋開発科の3年生5人は19日、洋野町立宿戸小(小野紀子校長))を訪問し、4年生8人に津波防災教育の出前授業を行った。[br][br] 同科で津波を課題研究としている生徒が、町内の小中学校などを対象に毎年開催。今年は宿戸小のほかに、町内の種市小、種市中、中野中で実施した。[br][br] この日は、種市高の生徒5人が津波の性質について水槽を使って実験。宿戸小の児童は津波が到達する時間をストップウォッチで計測した。水深6センチの時は3・3秒、水深10センチの時は2・7秒となり、水深が深くなると津波の速さが速くなることを学んだ。[br][br] 最後は種市高の生徒が避難の三原則として、「油断しない、その場面に合った行動をする、急いで避難する」と説明した。[br][br] 宿戸小の浜道郁実さん(10)は「水が深いと津波が速いと分かったし、実験が楽しかった」、馬場のぞみさん(9)は「これから災害の時には避難の三原則を守って逃げたい」と話した。 津波の性質などを児童に説明する種市高の生徒