災害時に燃料を優先供給 三戸町と地元事業者9社が協定

災害時の燃料供給に関する協定書を取り交わした石亀和郎社長(左)と松尾和彦町長=22日、三戸町役場
災害時の燃料供給に関する協定書を取り交わした石亀和郎社長(左)と松尾和彦町長=22日、三戸町役場
三戸町は22日、町内で燃料を販売する事業者9社と災害時の燃料供給に関する協定を結んだ。拠点施設や緊急車両に必要な燃料を優先的に確保できる態勢を整え、防災力を強化するのが狙い。平時は事業者が配達業務の中で住民の見守りを担い、安全安心なまちづく.....
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 三戸町は22日、町内で燃料を販売する事業者9社と災害時の燃料供給に関する協定を結んだ。拠点施設や緊急車両に必要な燃料を優先的に確保できる態勢を整え、防災力を強化するのが狙い。平時は事業者が配達業務の中で住民の見守りを担い、安全安心なまちづくりを後押しする。[br][br] 町によると、事業者9社は町内でガソリン、灯油、ガスを供給する全社。東日本大震災以降の防災意識の高まりに加え、新型コロナウイルスの感染予防のために避難所を分散設置する必要性が高まったことから、協定締結に至った。[br][br] 町役場で開かれた締結式には、事業者を代表して石亀石油(同町)の石亀和郎社長が出席。松尾和彦町長と協定書を取り交わした。[br][br] 松尾町長は「近年は台風や大雨の災害規模が大きくなっており、新型コロナへの対応にも迫られている。事業者とより一層の連携を図りたい」とあいさつ。[br][br] 石亀社長は取材に「震災のような災害は起きないことが望ましいが、備えは必要。有事には全事業者で協力して燃料を供給したい」と述べた。災害時の燃料供給に関する協定書を取り交わした石亀和郎社長(左)と松尾和彦町長=22日、三戸町役場