「被爆ピアノ」演奏 平和を考えるミニコンサート 八学短大

被爆ピアノで奏でる伴奏に合わせて、手話を付けた合唱を披露する学生
被爆ピアノで奏でる伴奏に合わせて、手話を付けた合唱を披露する学生
広島市へ投下された原子爆弾で被爆したピアノを使用したコンサート「未来へつなぐ平和の願い」が21日、八戸市の八戸学院大短期大学部で開かれた。学生はピアノの音色に耳を傾けながら、平和の大切さについて考えた。 この日同部に持ち込まれた被爆ピアノは.....
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 広島市へ投下された原子爆弾で被爆したピアノを使用したコンサート「未来へつなぐ平和の願い」が21日、八戸市の八戸学院大短期大学部で開かれた。学生はピアノの音色に耳を傾けながら、平和の大切さについて考えた。[br][br] この日同部に持ち込まれた被爆ピアノは、爆心地から3キロ以内の民家にあった。爆風で破損した当時の傷はそのまま残しているが、弦などは修復し、演奏可能な状態を維持している。2017年ノーベル平和賞受賞記念コンサートでも演奏された。[br][br] コンサートは、被爆ピアノを調律しながら全国各地を巡回している矢川光則さんを前に、幼児保育学科の1、2年生がピアノを演奏する形で開かれた。[br][br] 学生は伴奏に合わせ、原爆の悲惨さを伝える絵本の朗読や、平和の祈りを込めた合唱などを披露。それぞれが戦争のむごさを後世に伝える思いを新たにした。[br][br] 演奏した2年の野邊地果子さん(20)は、「特別なピアノなので緊張した。ピアノの傷みから、戦争を生き抜いたことが伝わってきた」と話していた。[br][br] 被爆ピアノと矢川さんは同日以降、市内の学校などを訪問する。[br][br] また24日午後6時半から十和田市東コミュニティーセンターで、25日午前10時半から八戸市はっちでリレーコンサートを開き、一般市民らが被爆ピアノを用いたパフォーマンスを披露する。いずれも入場無料。被爆ピアノで奏でる伴奏に合わせて、手話を付けた合唱を披露する学生