絵本の魅力を伝える「絵本専門士」髙橋さん(八戸市) 認定者は県内3人

勤務する八戸文化幼稚園の「えほんのおうち」で、お薦めの絵本を手にほほ笑む髙橋さん
勤務する八戸文化幼稚園の「えほんのおうち」で、お薦めの絵本を手にほほ笑む髙橋さん
八戸市の髙橋智子さん(58)が、絵本の魅力を伝える「絵本専門士」として活躍している。髙橋さんは青森県内に3人、市内にはただ1人の認定者として、「絵本文化や魅力を地域に伝えていきたい」と話している。 絵本専門士は、絵本に関する高度な知識や技能.....
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 八戸市の髙橋智子さん(58)が、絵本の魅力を伝える「絵本専門士」として活躍している。髙橋さんは青森県内に3人、市内にはただ1人の認定者として、「絵本文化や魅力を地域に伝えていきたい」と話している。[br][br] 絵本専門士は、絵本に関する高度な知識や技能、感性を備えた専門家で、2014年に養成制度がスタート。全国に約350人の認定者がいる。[br][br] 髙橋さんは、八戸市尻内町の認定こども園八戸文化幼稚園(油川育子園長)で、2016年から子育て支援員として勤務。同園が18年2月、絵本図書館「えほんのおうち」を開設したことなどを機に、「学術的な知識を学び、活動に役立てたい」と養成制度に応募。受講生は全国900人中60人に限られたが、選考を突破し、大学教授や絵本作家らの授業を受け、19年6月に認定を受けた。[br][br] 現在、平日はえほんのおうち管理者として園児や保護者と交流を深めるほか、市内の読み聞かせ講習では講師も務めるなど、園内外で多岐に渡って活動している。[br][br] 絵本の魅力を「子どもの知識を増やし、わくわくどきどきさせる世界。読み聞かせてもらうことで、大人の愛情を感じ、親子の絆も深めてくれる」と語る髙橋さん。絵本専門士となったことで「子どもと心の交流を実感できるようになった」と話しており、「仲間が増えれば活動の幅も広がる。興味のある人は養成講座を受講してみてほしい」と呼び掛けていた。勤務する八戸文化幼稚園の「えほんのおうち」で、お薦めの絵本を手にほほ笑む髙橋さん