八戸市営魚菜小売市場改修 市、基本設計概要を公表

改修工事が行われる八戸市営魚菜小売市場=21日、同市
改修工事が行われる八戸市営魚菜小売市場=21日、同市
八戸市は21日、JR陸奥湊駅前の市営魚菜小売市場の改修に向けた基本設計の概要を公表した。2階部分を減築して平屋とし、県道に面した入り口付近にはオープンスペースを設けて歩行空間を確保。回遊性を高めるため、観光客に人気の食堂を中心に置き、店子(.....
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 八戸市は21日、JR陸奥湊駅前の市営魚菜小売市場の改修に向けた基本設計の概要を公表した。2階部分を減築して平屋とし、県道に面した入り口付近にはオープンスペースを設けて歩行空間を確保。回遊性を高めるため、観光客に人気の食堂を中心に置き、店子(テナント)が入る売り場は、食堂を囲むように「コの字型」に全28区画を配置する。2021年度に工事に着手し、22年度中のリニューアルオープンを目指す。[br][br] 同日の市議会総務、経済両協議会で明らかにした。[br][br] 小売市場の老朽化に伴い、市は昨年度、建物の耐震化に合わせて全面改修する方針を表明。本年度は基本設計と実施設計に着手している。[br][br] 市によると、階段などを撤去して入り口付近に広いスペースを確保。バックヤードに現在ある調理室を食堂付近に配置し、観光客向けの参加型イベントなどに活用するほか、トイレを建物後方に移動させる。[br][br] 売り場の区画は、流し台などを設置できるよう1区画当たりの面積を広げ、▽8・4平方メートル▽11・0平方メートル▽14・0平方メートル―の3種類を設定。現行の月額売り場使用料(1平方メートル当たり4650円)は維持するが、拡張に伴って使用料が増える見通しのため、オープンから2年間は激変緩和措置を設けて店子の負担軽減を図る。[br][br] 市は既に店子に基本設計の内容や使用料について説明しており、入居する23の店子のうち、約7割が改修後の小売市場への再入居を希望しているという。改修工事が行われる八戸市営魚菜小売市場=21日、同市