洋野・日本酒復活プロジェクトが前進 十和田市内の田んぼで酒米収穫

稲刈りを体験する参加者たち(布施かおりさん提供)
稲刈りを体験する参加者たち(布施かおりさん提供)
洋野町大野の「西大野商店」でかつて醸造、販売していた日本酒の再現を目指す「南部藩・復活酒プロジェクト」のメンバーら約10人は10日、十和田市の農家小林茂好さんの田んぼで稲刈りを行い、酒米を収穫した。 再現を目指す日本酒は、江戸後期から昭和初.....
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 洋野町大野の「西大野商店」でかつて醸造、販売していた日本酒の再現を目指す「南部藩・復活酒プロジェクト」のメンバーら約10人は10日、十和田市の農家小林茂好さんの田んぼで稲刈りを行い、酒米を収穫した。[br][br] 再現を目指す日本酒は、江戸後期から昭和初期まで販売されていたとされる「國光 正宗」。西大野商店の関係者である布施かおりさんが史料を発見し、二戸市の酒造会社「南部美人」、無農薬での農業に取り組む小林さんらとプロジェクトを結成した。[br][br] プロジェクトは5月、明治期に誕生した品種「亀の尾」の苗の植え付け作業を実施し、これまで小林さんが生育管理してきた。[br][br] 10日の稲刈り作業には、プロジェクトのメンバーの他、観光関係者らも参加。小林さんから指導を受けながら、一部の稲を鎌で刈り取り、束にまとめる作業に汗を流した。[br][br] プロジェクトの布施さんは、「実った稲を見て、(プロジェクトが)いよいよ動き出したと実感できた。お酒造りを軸に、地域の歴史や文化、食材を掘り起こすきっかけになれば」と意気込みを語った。[br][br] 収穫した亀の尾は今後、「南部美人」が来年春に木だるで仕込み、夏ごろに完成する見込み。稲刈りを体験する参加者たち(布施かおりさん提供)