ライフライン守る技術 「ものづくりマイスター」が名農高で実技指導

浪岡真嗣さん(左)から指導を受ける生徒
浪岡真嗣さん(左)から指導を受ける生徒
青森県立名久井農業高(浅利成就校長)で12日、国が認定する「ものづくりマイスター(配管職種)」の浪岡真嗣さん(38)による実技指導が行われた。環境システム科生産システム類型の2年生22人が受講して、国家資格取得を目指し第一人者の技を学んだ。.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県立名久井農業高(浅利成就校長)で12日、国が認定する「ものづくりマイスター(配管職種)」の浪岡真嗣さん(38)による実技指導が行われた。環境システム科生産システム類型の2年生22人が受講して、国家資格取得を目指し第一人者の技を学んだ。[br][br] 同類型では毎年、2年生が3級配管技能士の取得に挑戦。2018年度から、浪岡設備工業所(八戸市)に勤務する浪岡さんが年3回、指導にあたっている。[br][br] 同日の指導は本年度2回目。鉄と塩化ビニールのパイプの組み立てや、弓のこで鉄パイプを切断し、継ぎ手と接合するための「ねじ加工」を施す作業などを練習した。[br][br] 受講した金山美咲さん(16)は「浪岡さんの指導は技術に裏打ちされた説得力があり、とても参考になる。資格取得へ向けて頑張りたい」と意欲を見せる。[br][br] 浪岡さんによると、八戸市は工事に高い技術を要する水道耐震管の普及率が高い上、凍結にも対応する必要があるため、この地域の配管工は全国トップレベルの技術を持つという。[br][br] 普段は注目されない“縁の下の力持ち”の存在であるため、浪岡さんは「ライフラインを守る大切な技術であることを生徒に知ってもらいたい」と話した。浪岡真嗣さん(左)から指導を受ける生徒