統合案を変更、杉沢小は存続へ/南部町教委

南部町教委が新たな学校統合案を示した説明会=13日、同町
南部町教委が新たな学校統合案を示した説明会=13日、同町
南部町教委は13日、町内で町立小中学校の再編に関する住民説明会を開いた。8月の説明会で示した「小学校3校、中学校3校」の統合案について、地元から反対意見が多かったとし、杉沢小を存続させ、小学校を4校とする方針を示した。2022年度を目標とし.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 南部町教委は13日、町内で町立小中学校の再編に関する住民説明会を開いた。8月の説明会で示した「小学校3校、中学校3校」の統合案について、地元から反対意見が多かったとし、杉沢小を存続させ、小学校を4校とする方針を示した。2022年度を目標としていた統合時期は「22年度以降」に変更した。[br][br] 町教委は8月の説明会で、名川、南部、福地の各地区に小中学校を1校ずつ配置する案を提示。福地地区の杉沢小は福地小、福田小と統合し、現在の福田小の校舎を使う計画だった。[br][br] しかし、杉沢小学区での8月の説明会では、ほとんどの参加者から「少子化が続いても小学校は残してほしい」との強い要望が出たという。統廃合検討委で再度協議し、杉沢小を存続させる新たな案をまとめた。[br][br] 町立南部公民館で開いた13日の説明会には、約20人が出席。町教委が新たな統合案を示した。目立った反対はなかったが、「スポーツ少年団で取り組んでいる競技を中学校でも続けられるようにしてほしい」と部活動について柔軟な対応を求める意見が出た。[br][br] 説明会は14~16日にも町内各地で実施。今後、検討委が最終案を町教委に答申し、町長と町教委で構成する町総合教育会議が本年度内にも方針を決定する。 南部町教委が新たな学校統合案を示した説明会=13日、同町