忘新年会ぜひ開催を 八戸の飲食・ホテル業界アピール

市民や企業に向け、忘新年会の開催を求めるメッセージを発信した関係者=12日、八戸プラザホテル
市民や企業に向け、忘新年会の開催を求めるメッセージを発信した関係者=12日、八戸プラザホテル
新型コロナウイルスの影響で営業不振が続く八戸市内の飲食やホテル・旅館業界の関係8団体が12日、今季の忘新年会シーズンを前に、地元市民や企業に向けて例年通りの開催を求めるメッセージを発信した。依然として宴会や会食の利用が回復しない中、改めて感.....
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 新型コロナウイルスの影響で営業不振が続く八戸市内の飲食やホテル・旅館業界の関係8団体が12日、今季の忘新年会シーズンを前に、地元市民や企業に向けて例年通りの開催を求めるメッセージを発信した。依然として宴会や会食の利用が回復しない中、改めて感染防止策の徹底をアピールし、利用客の不安を払拭(ふっしょく)するのが狙いだ。年間を通して最大の書き入れ時となる年末年始の売り上げ減を食い止めようと、業界を挙げて飲食利用を訴えている。[br][br] 8団体は八戸市旅館ホテル協同組合、八戸料飲社交業組合連合会、日本料理研究会八戸支部八戸料理人会など。同日、八戸プラザホテルで開かれた新型コロナ感染拡大防止セミナーに関係者約80人が出席し、声明の内容と発信に同意した。[br][br] 市内のホテルや飲食店などでは、現在も大規模な会食利用が振るわず、売り上げが例年の半分以下に落ち込んでいる施設も多い。例年であれば、忘年会の予約は10月から増え始めるが、今年は動きが鈍いという。[br][br] 今回の声明では、忘新年会シーズンを迎えるに当たり、「各種会合の趣旨を尊重し、飲食店を従来通り利用していただきたい」などと求めた。八戸料飲社交業組合連合会の木村健一会長は「各事業者が感染予防策を講じている。少人数でも例年通り飲食店を使ってほしい」と呼び掛けている。[br][br] セミナーでは、市保健所の小笠原光則副所長を講師に招き、こまめな手指消毒や換気、健康管理の重要性など、飲食店での感染防止策について理解を深めた。[br][br] セミナーの幹事を務めた八戸プラザホテルの佐々木隆治総支配人は「現状では忘新年会の予約も厳しく、われわれにとって死活問題となる。業界が活力を取り戻し、地域経済の活性化にもつなげたい」と話した。市民や企業に向け、忘新年会の開催を求めるメッセージを発信した関係者=12日、八戸プラザホテル