【新型コロナ】弘前の医師2人感染 患者50人含む250人検査対象

青森県は12日、弘前市の弘愛会病院に勤務する60代男女の医師2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。男性医師に症状が出た日の2日前に当たる6日から3日間にわたり、2人は診療。診察した外来患者約50人に医療関係者、同居人らを合わせた.....
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 青森県は12日、弘前市の弘愛会病院に勤務する60代男女の医師2人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。男性医師に症状が出た日の2日前に当たる6日から3日間にわたり、2人は診療。診察した外来患者約50人に医療関係者、同居人らを合わせた計約250人について、県は順次PCR検査を実施する。県内の感染者は計39人となった。弘前保健所管内での感染確認は初めて。2人の感染経路は分かっていない。[br][br] 県によると、男性医師は8日にのどの痛み、9日に発熱とせきの症状があった。10日に民間検査機関のPCR検査で陽性が確認された後、12日の県環境保健センターのPCR検査でも陽性となった。[br][br] 女性医師は、特に症状は出ていなかったが、10日の男性医師の陽性判明を受け、県環境保健センターで検査し、12日に感染が確認された。[br][br] 2人は県内の医療機関に入院済みで、軽症または無症状。 検査対象約250人のうち、7人は検査を終え、感染した女性医師以外の6人は陰性だった。現時点の濃厚接触者は2人の同居人や院内のミーティングなどで一緒だった計約20人。[br][br] 2人は感染判明の14日前から県外に移動しておらず、感染経路は分かっていない。市中感染した可能性について、県健康福祉部の有賀玲子部長は「あるともないとも現時点では言えない。これからの検査で評価していく」とした。[br][br] また、男性医師が10日にいったん陽性が確認されたにもかかわらず、2度目の陽性反応が出た12日になって県が発表したことについて、有賀部長は「県外への移動がなく、県内の感染率が低いことから県環境センターの検査をもって(感染を)確定したため」と説明した。[br][br] 弘愛会病院は12日から当面の間、外来診療と新規の入院、救急搬送の受け入れを休止するという。