被告の妻、起訴内容認める/久慈・夫殺害初公判

4月に久慈市栄町の自宅で会社員男性=当時(47)=が殺害された事件で、殺人の罪に問われた、同居する妻で事務員の被告(46)の裁判員裁判初公判が12日、盛岡地裁(加藤亮裁判長)で開かれた。罪状認否で被告は起訴内容を認めた。被告の刑の重さが争点.....
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 4月に久慈市栄町の自宅で会社員男性=当時(47)=が殺害された事件で、殺人の罪に問われた、同居する妻で事務員の被告(46)の裁判員裁判初公判が12日、盛岡地裁(加藤亮裁判長)で開かれた。罪状認否で被告は起訴内容を認めた。被告の刑の重さが争点となる。[br][br] 冒頭陳述で検察側は、事件当日に夫の転職を巡って口論となり、暴力を振るわれたことで日頃の不満を爆発させ、殺害を決意した―と動機を説明。寝静まるのを30分ほど待ってから、馬乗りになって犬用のリードで首を絞めたとして「犯行は悪質であり、結果も重大」と指摘した。[br][br] 一方、弁護側は被告が8年前から日常的に暴力を受けていたことに加え、事件当日に「殺すぞ」とも言われ、これまでにない恐怖や怒りを感じていたと主張。同居する長男も殺害して自分も死のうと考えたが、長男に抵抗されたため1人で自殺するつもりだったことを明らかにした。[br][br] 起訴内容によると、4月16日ごろ、自宅内で殺意を持って俊さんの首をリードで絞め付け、殺害したとしている。