自動採譜装置で作成の三味線楽譜寄贈/八工大大学院・小坂谷教授

自動採譜装置で作成した三味線民謡の楽譜を寄贈した小坂谷壽一教授(左から3人目)
自動採譜装置で作成した三味線民謡の楽譜を寄贈した小坂谷壽一教授(左から3人目)
三味線の演奏を自動で譜面に起こす「自動採譜装置」の開発に取り組んでいる八戸工業大大学院の小坂谷壽一教授は5日、同装置で採譜化した三味線民謡の楽譜28曲分を、県総合学校教育センター(青森市、白戸爾(ちかし)所長)に寄贈した。 同装置は、専用の.....
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 三味線の演奏を自動で譜面に起こす「自動採譜装置」の開発に取り組んでいる八戸工業大大学院の小坂谷壽一教授は5日、同装置で採譜化した三味線民謡の楽譜28曲分を、県総合学校教育センター(青森市、白戸爾(ちかし)所長)に寄贈した。[br][br] 同装置は、専用の三味線を演奏すると自動的に西洋譜と三味線譜を作成。小坂谷教授は2009年から研究に取り組み、同装置で作成した楽譜の寄贈は16年に続き2度目となる。装置の改良を重ね、前回は採譜化できなかった「津軽じょんがら節」など、リズムが複雑な曲の楽譜も収録した。[br][br] 同センターで行われた贈呈式では、小坂谷教授らが28曲分の楽譜と譜面のデータが入ったCDを白戸所長に手渡した。小坂谷教授は取材に「譜面化することで子どもたちも習いやすくなり、三味線の普及につながるのではないか」と期待を寄せていた。[br][br] 白戸所長によると、寄贈された楽譜は県内の学校などから要望があれば提供する。自動採譜装置で作成した三味線民謡の楽譜を寄贈した小坂谷壽一教授(左から3人目)