今冬の灯油とガソリン価格、大きな変動ない見通し/石油連盟(東京)

全国の石油精製・元売り各社でつくる石油連盟(東京)は7日、オンラインで報道機関向けの石油事情説明会を開いた。今冬の灯油、ガソリン価格は、新型コロナウイルスによる需要減や中東情勢の不安定さにより原油価格の先行きに不透明感を残しているが、大きな.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 全国の石油精製・元売り各社でつくる石油連盟(東京)は7日、オンラインで報道機関向けの石油事情説明会を開いた。今冬の灯油、ガソリン価格は、新型コロナウイルスによる需要減や中東情勢の不安定さにより原油価格の先行きに不透明感を残しているが、大きな変動は見られない―との見通しを示した。[br][br] 石油情報センターによると、同日現在、全国の1リットル当たりの税込み平均価格は灯油(店頭現金)80円70銭、レギュラーガソリンは134円60銭。青森県内は5日現在、灯油は73円40銭、レギュラーガソリンは130円となっている。[br][br] 同連盟によると、原油価格は今年1月が1バレル当たり64・19ドルと例年並みだったが、新型コロナの感染が拡大した4月は外出の自粛をはじめとした石油需要の減少で21・3ドルに急落。その後は需要の回復もあり、上昇の傾向が見られている。[br][br] 21年の需給の先行きについて、同連盟の吉村宇一郎常務理事は「需要、供給共に回復の見通し。中国や新興国で需要が伸びる流れは変わらないと見られる」と説明した。[br][br] 冬の灯油は、前年に比べ在庫は豊富に確保される見込み。新型コロナの影響で航空路線の運休が続き、ジェット燃料油の国内需要が大幅に落ち込んだ結果、灯油への振り替えが発生しているのが要因だという。