タービン建屋地下に油溜まり/東通原発1号機

東北電力は7日、東通原発1号機(東通村)のタービン建屋地下1階(管理区域内)で、床に油がたまっているのを確認したと発表した。量は約0・04リットルで、放射性物質は含まれていない。外部への流出はなく、環境への影響もないとしている。 原因や油の.....
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 東北電力は7日、東通原発1号機(東通村)のタービン建屋地下1階(管理区域内)で、床に油がたまっているのを確認したと発表した。量は約0・04リットルで、放射性物質は含まれていない。外部への流出はなく、環境への影響もないとしている。[br][br] 原因や油の種類は今後調査するが、地上階(同)にある発電機の軸受けの潤滑油が滴下した可能性が高いとみている。地上階と地下1階は格子状の階層となっており、発電機から地下1階を通り、建屋外部の変圧器に電気を送る電路「相分離母線」に油が伝った跡があった。[br][br] 原発は定期検査中で運転を停止しているが、タービンと発電機は回す軸のたわみを防止するため、軸受けに油を供給し、月1回を目安に1時間程度動かしているという。最近では7月後半に動かした。[br][br] むつ市役所で会見した東通原発の笹原順一副所長は「油が漏れたことを重く受け止め、原因究明と再発防止対策をしっかりやっていく。ただ、今回の油だまりが原子力の安全性に影響するものではないと考えている」と語った。