野辺地病院 19年度決算、3期連続の赤字 全適移行後20年度上半期は黒字

野辺地町と横浜町、六ケ所村で組織する北部上北広域事務組合は5日、公立野辺地病院の2019年度決算を明らかにした。入院患者数の減少などにより、単年度収支で2億5198万円の損失を計上し、3期連続の赤字となった。一方、運営形態を地方公営企業法の.....
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野辺地町と横浜町、六ケ所村で組織する北部上北広域事務組合は5日、公立野辺地病院の2019年度決算を明らかにした。入院患者数の減少などにより、単年度収支で2億5198万円の損失を計上し、3期連続の赤字となった。一方、運営形態を地方公営企業法の全部適用(全適)に移行した本年度は、上半期(4~9月)の収支が黒字に転じたと報告した。[br][br] 同日、野辺地町内で開かれた同組合議会定例会などで病院側が説明した。[br][br] 19年度決算によると、病院事業収益は24億4946万円(前年度比1億2404万円減)で、費用は27億144万円(前年度比7709万円減)だった。入院、外来患者が共に減少したことなどが影響した。[br][br] 繰越欠損金は39億5324万円。資金不足額は3億67万円で、資金不足比率は13・9%となった。[br][br] 一方、7月から全摘に移行した本年度は医業収入などが増えた結果、約1億5千万円の黒字となった。非常勤の麻酔専門医の配置や経費削減に努めたことなどを改善要因としている。