久慈市消防団が防災功労者総理大臣表彰 昨年10月、台風19号での活動評価

遠藤譲一市長(前列中央)と、受賞した廣崎康一団長(同右)ら久慈市消防団の幹部
遠藤譲一市長(前列中央)と、受賞した廣崎康一団長(同右)ら久慈市消防団の幹部
昨年10月の台風19号で人命の安全確保や被害の軽減に貢献したとして、久慈市消防団(廣崎康一団長)が、国の2020年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。9月30日、市役所で表彰状伝達式が行われ、遠藤譲一市長が功績をたたえた。 同消防団は昨年.....
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 昨年10月の台風19号で人命の安全確保や被害の軽減に貢献したとして、久慈市消防団(廣崎康一団長)が、国の2020年防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。9月30日、市役所で表彰状伝達式が行われ、遠藤譲一市長が功績をたたえた。[br][br] 同消防団は昨年の被災時、5日間にわたり延べ1488人が出動。記録的な大雨による危険な状況下で住民1人を救助したほか、土のうを積む水防活動や河川の警戒巡視、水門閉鎖、排水活動、住民の避難誘導に当たった。[br][br] 伝達式には廣崎団長と副団長4人が出席。遠藤市長は「大変な状況の中、市民のために奮闘いただいたことを誇りに思う」と感謝を伝えた。[br][br] 廣崎団長は、市中心部が大規模冠水した2016年の台風10号の経験が生き、早めの避難誘導、人員や機材の効率的な配置につながったと強調。「そうした部分が認めてもらえたのかなと思う。今回得た教訓も生かし、さらに訓練を重ねたい」と語った。[br][br] 同消防団の受賞は17年に続いて2度目。9月4日に首相官邸で行われた国主催の表彰式は感染拡大防止のため欠席した。遠藤譲一市長(前列中央)と、受賞した廣崎康一団長(同右)ら久慈市消防団の幹部