青森8月有効求人倍率0・91倍 4カ月連続で1倍切る

青森労働局は2日、青森県内の8月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月から0・01ポイント低下し0・91倍だったと発表した。新型コロナウイルスによる雇用情勢の厳しさが続き、4カ月連続で1倍を切る低水準。同局の請園清人局長は「底とは言えない。何.....
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 青森労働局は2日、青森県内の8月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月から0・01ポイント低下し0・91倍だったと発表した。新型コロナウイルスによる雇用情勢の厳しさが続き、4カ月連続で1倍を切る低水準。同局の請園清人局長は「底とは言えない。何とか持ちこたえている印象」との見方を示し、「求人を掘り起こすと共に新型コロナで開催できなかったセミナーなどを開き、マッチングを図っていく」と述べた。[br][br] 雇用失業情勢の判断は「有効求人が大幅に減少するなど、求人が求職を下回る状況で厳しさを増している」として4カ月連続で判断を維持。新規求人倍率(季節調整値)は前月から0・01ポイント上昇し1・42倍だった。[br][br] 季節的な変動を考慮しない原数値は、有効求人数2万2150人(前年同月比20・5%減)、新規求人数8011人(21・1%減)と落ち込みが続く。一方、有効求職者数は離職者が増えているため、2万3754人(6・8%増)となった。[br][br] 業種別の新規有効求人数では、全国的な新型コロナの感染拡大による経済活動の停滞などで大半の業種で落ち込む。[br][br] 主な業種では、製造業504人(42・9%減)、宿泊・飲食サービス業414人(40・8%減)、卸売・小売業1224人(31・4%減)、サービス業953人(31・4%減)など。[br][br] 公共職業安定所別の有効求人倍率は、野辺地が最も高い1・31倍。八戸1・26倍、三沢1・04倍と続き、むつは0・76倍だった。