青森県内8月宿泊者44%減 夏祭り中止響く

青森県は1日、8月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(76カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比44・5%減の14万8342人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は57・2%減の59万4375人だった。県が実.....
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 青森県は1日、8月の観光統計調査(速報値)の結果を公表した。県内主要宿泊施設(76カ所)の延べ宿泊者数は、前年同月比44・5%減の14万8342人。県内主要観光施設(35カ所)の延べ入り込み客数は57・2%減の59万4375人だった。県が実施する県民対象の宿泊キャンペーンや、国の観光支援事業「Go To トラベル」が需要を喚起しているが、青森ねぶた祭など県内の夏祭りが中止となった影響が大きかった。[br][br] 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出された4、5月は前年より7割以上減少。県境をまたいだ移動の制限が解除された6月からは、前年の水準をクリアしてないものの、宿泊者数、入り込み客数は共に回復傾向にある。[br][br] 宿泊施設を地域別に見ると、弘前市(17カ所)が3万1479人(前年同月比48・8%減)と最大の落ち込み。県南地方では、八戸市(17カ所)2万9810人(41・7%減)、上北地域(9カ所)3万4978人(38・1%減)、下北地域(12カ所)1万4740人(41・7%減) 各観光施設の延べ入り込み客数は、県南では八戸市の八食センターが16万8185人(48・3%減)、十和田市の石ケ戸休憩所が2万6891人(56・1%減)、むつ市の観光交流センター「安渡館」が5890人(30・9%減)だった。[br][br] 県観光企画課は「8月は夏祭りが中止となり、前年と比べ大きく落ち込んだ」と指摘。「国や県が実施する宿泊キャンペーンの効果を高めるため、感染防止対策を徹底し、観光客が安心して旅行できる体制を整えたい」と述べた。