むつ小川原開発地区、自動運転テストコース立地可能性調査へ

青森県が六ケ所村のむつ小川原開発地区で、自動運転の研究開発や実証実験に用いるテストコースの立地可能性を調査することが1日、県への取材で分かった。自動運転で利用される人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)といった先端技術を持つ企業が.....
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 青森県が六ケ所村のむつ小川原開発地区で、自動運転の研究開発や実証実験に用いるテストコースの立地可能性を調査することが1日、県への取材で分かった。自動運転で利用される人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)といった先端技術を持つ企業が、積雪寒冷地の開発地区に進出する可能性も併せて調べる。9月29日から調査業務を委託する企業の公募を開始した。[br][br] 県は現行の新むつ小川原開発基本計画の下、クリーンエネルギーとして期待される水素や、燃料電池の主原料となるリチウムなどの検討会を立ち上げ、関連産業の誘致を模索してきた。今回の調査もその一環。[br][br] 委託する業務は、コースと自動運転に関する市場や動向の調査、既にコースを持つ企業の新設ニーズの把握、開発地区の特性把握など。調査は年度内に終え、産業振興や立地促進に関する施策展開の資料とする。[br][br] 県エネルギー開発振興課の山下伸一課長は「今回の調査が県内の産業振興への波及効果につながるを期待している」と述べた。[br][br] 自動運転のテストコースは、開発地区と同じ積雪寒冷地である北海道をはじめ全国で立地事例がある。