旧十和田観光ホテル、10月8日から解体工事

10月8日に解体工事が始まる十和田観光ホテル=30日、十和田市
10月8日に解体工事が始まる十和田観光ホテル=30日、十和田市
十和田八幡平国立公園内の十和田湖畔休屋地区で、国有地に放置された廃屋が景観を損ねている問題で、環境省十和田八幡平国立公園管理事務所は30日、既に廃業している旧十和田観光ホテルについて、8日から解体工事に着手することを明らかにした。 同ホテル.....
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 十和田八幡平国立公園内の十和田湖畔休屋地区で、国有地に放置された廃屋が景観を損ねている問題で、環境省十和田八幡平国立公園管理事務所は30日、既に廃業している旧十和田観光ホテルについて、8日から解体工事に着手することを明らかにした。[br][br] 同ホテルを巡っては、建物収去と土地明け渡しをホテル側に命じる判決が、19年に青森地裁十和田支部で確定。同省は撤去に必要な執行手続きを進めていた。[br][br] 建物は地上3階、地下1階建て、延べ床面積約6200平方メートル。撤去費用は約3億7千万円で、国が19年から徴収を始めた国際観光旅客税の税収を充てる。法人が破産しているため、費用の回収は見込めない。[br][br] 工事は来年3月に終了し、同省は跡地の民間利用を進める方針だ。[br][br] 湖畔で民事訴訟手続きを経ての解体は3件目で、青森県側は2件目となる。同県側では、他の2法人の休廃業施設についても今年3月に同様の判決が確定しており、来年度の撤去に向けて手続きが進んでいる。[br][br] 同事務所の森川久所長は取材に、「休廃業施設は撤去とリノベーション活用との両輪で考え、国立公園の価値を高めていく」としている。10月8日に解体工事が始まる十和田観光ホテル=30日、十和田市