新聞配達エッセーコンテスト 藤田さん(南部)が審査員特別賞

大学生・社会人部門で審査員特別賞を受賞した藤田智恵子さん
大学生・社会人部門で審査員特別賞を受賞した藤田智恵子さん
日本新聞協会は30日、第27回新聞配達に関するエッセーコンテストの入賞者を発表した。青森県内では、大学生・社会人部門で南部町福田町中、自営業藤田智恵子さん(55)が審査員特別賞に輝いた。藤田さんは1枚の付箋から始まった、配達員との心温まる交.....
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日本新聞協会は30日、第27回新聞配達に関するエッセーコンテストの入賞者を発表した。青森県内では、大学生・社会人部門で南部町福田町中、自営業藤田智恵子さん(55)が審査員特別賞に輝いた。藤田さんは1枚の付箋から始まった、配達員との心温まる交流を紹介した。[br][br] 新聞配達の経験や販売店スタッフとの触れ合いに関するエピソードについて、「大学生・社会人」「中学生・高校生」「小学生」の3部門で募集。今回は全国から6065作品の応募があった。[br][br] 藤田さんと配達員との交流は、今年2月に自宅へ届いた朝刊に「(車の)室内灯が付いています」と書いた付箋が貼ってあったのがきっかけ。藤田さんは「1年で一番寒い時期に足を止めてメッセージを残してくれた。朝から温かい気持ちになった」と振り返る。[br][br] 家族で話し合ってお礼の手紙や使い捨てカイロなどを入れた封筒をドアポストに貼り付けたところ、後日、新聞を配達した貝吹豪さん(39)が家を訪れ、封筒への感謝が伝えられた。[br][br] 「日中にわざわざ来てくれた。さらに心が温かくなった」と藤田さん。思い出の付箋は今でも大事に保管しており、今回の受賞について「(貝吹さんへの)恩返しになればうれしい」と目を細めた。[br][br] 一方、本紙の八戸西専売所専務を務める貝吹さんは藤田さんの受賞を聞き、「地域貢献をしたいと考え、落とし物など配達時に気付いたことを付箋で伝えるようにしている。お客さんに喜んでもらえてよかった」と話した。[br][br] 県内ではこのほか、小学生部門で弘前市の高山京慧君(9)が最優秀賞に選ばれた。大学生・社会人部門で審査員特別賞を受賞した藤田智恵子さん