日本語教員養成プログラム、初の修了生/青森大

日本語教員養成プログラムを修了し、認定証を受け取った中野渡芳朋さん(左端)と小野厚志さん(右端)=30日、青森市
日本語教員養成プログラムを修了し、認定証を受け取った中野渡芳朋さん(左端)と小野厚志さん(右端)=30日、青森市
青森大(金井一賴学長)は30日、外国人に日本語を指導する「日本語教育」に携わる人材育成を目的に、昨年4月に開講した「日本語教員養成プログラム」の修了式を同大で実施した。プログラムや同大と提携する放送大学の講座で約1年半学び、初の修了生となっ.....
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 青森大(金井一賴学長)は30日、外国人に日本語を指導する「日本語教育」に携わる人材育成を目的に、昨年4月に開講した「日本語教員養成プログラム」の修了式を同大で実施した。プログラムや同大と提携する放送大学の講座で約1年半学び、初の修了生となった受講者2人に修了証を発行した。[br][br] 日本語教育を専門とする同大総合経営学部の石塚ゆかり准教授によると、県内で日本語の指導が必要な子どもは約50人いるとされる。在留外国人も年々増加しているが、県内には日本語学校がないため、ボランティアで教えている場合が多いという。日本語教員は公的な資格ではないが、プログラムを通して専門的な知識や実践的に教える力を身に付けることができる。[br][br] 今回修了したのは、おいらせ町立下田小で講師を務める中野渡芳朋さん(66)と県交通政策課課長代理の小野厚志さん(57)。[br][br] 中野渡さんは学校でアフガニスタン人の子ども4人を指導しており、より専門的な知識を学ぶため受講した。取材に「子どもたちが勉強したり生活したり、いずれ就労していく中で、円滑に意思疎通できるような日本語を教えたい」と意気込んでいた。日本語教員養成プログラムを修了し、認定証を受け取った中野渡芳朋さん(左端)と小野厚志さん(右端)=30日、青森市