ふるさと納税返礼品発送で契約/三戸町と日本郵便

ふるさと納税返礼品の発送に関する契約締結を発表する松尾和彦町長(中央)と鈴木公典局長(左)。右は橋本正俊三戸郵便局長=29日、三戸町役場
ふるさと納税返礼品の発送に関する契約締結を発表する松尾和彦町長(中央)と鈴木公典局長(左)。右は橋本正俊三戸郵便局長=29日、三戸町役場
三戸町と日本郵便は29日、ふるさと納税返礼品の発送業務に関する契約を結んだと発表した。農家ら事業者が個別に行っていた発送作業を町が支援し、作業量の軽減やコストの削減を図る。青森県内の自治体と日本郵便が同様の契約を結ぶのは初めて。町は「地元産.....
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 三戸町と日本郵便は29日、ふるさと納税返礼品の発送業務に関する契約を結んだと発表した。農家ら事業者が個別に行っていた発送作業を町が支援し、作業量の軽減やコストの削減を図る。青森県内の自治体と日本郵便が同様の契約を結ぶのは初めて。町は「地元産品を全国に届けやすくすることで三戸ブランドの価値を高めたい」としている。[br][br] 同町のふるさと納税の2019年度実績を見ると件数は2万1709件(7660件増)、金額が2億6422万円(8865万円増)。実績は年々伸びていた。[br][br] これまで返礼品は、取り扱い事業者が個々に運送業者と契約し、宛先を記入して発送。立て替えた送料を町に請求してきた。[br][br] 今回の契約により、ゆうパックを使う場合は、町が宛先伝票を発行。送料は町がまとめて精算し、事業者が請求する手間を省くとともに大口取引対象の割引が適用されるようにする。[br][br] 同日、町役場で開いた記者会見で、松尾和彦町長は「ふるさと納税の件数が伸び、返礼品を扱う事業者や農家の負担が増えている。町が作業を担うことで労力を軽くできれば」と強調。[br][br] 同町の集荷を担当する八戸西郵便局の鈴木公典局長は「三戸の素晴らしい特産品を全国に届ける手伝いをしたい」と述べた。ふるさと納税返礼品の発送に関する契約締結を発表する松尾和彦町長(中央)と鈴木公典局長(左)。右は橋本正俊三戸郵便局長=29日、三戸町役場