佐井村と青森県民エナジー、共同で電力会社設立へ 自治体出資は県内初

佐井村と地域新電力会社「青森県民エナジー」(八戸市、富岡敏夫代表)が、共同で電力会社の設立を計画していることが28日、分かった。会社名は「さいエナジー(仮称)」で、青森県民エナジーの関連会社「市民風力発電おおま」(大間町)が発電した電力の販.....
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 佐井村と地域新電力会社「青森県民エナジー」(八戸市、富岡敏夫代表)が、共同で電力会社の設立を計画していることが28日、分かった。会社名は「さいエナジー(仮称)」で、青森県民エナジーの関連会社「市民風力発電おおま」(大間町)が発電した電力の販売を取り次ぐ。自治体が出資する電力会社設立は青森県内初となる。[br][br] 村と同社は、村が進める「日本で最も美しい村づくり」の実現に向け、30日に連携協定を締結する。新会社設立は、この取り組みの一環で、地域振興、貢献などで目的が一致した。[br][br] 出資金など詳細は今後詰めるが、新会社は2021年度に立ち上げ、22年度の営業開始を見込む。当面は村内公共施設への電力販売を取り次ぎ、販売手数料などの利益は「企業版ふるさと納税」で村に還元し、美しい村づくりの事業推進に充てる。[br][br] 村の試算では、公共施設などの年間4千万円ほどの電気料金も1割以上安くなる見込み。[br][br] 村総合戦略課の東出隆広課長は「民間のノウハウを活用することで、美しい村づくりの事業を加速度的に進められれば」と期待を込め、富岡代表は「再生エネルギーの普及と地域活性化に貢献していきたい」と抱負を語った。