南極観測船「しらせ」3年ぶり八戸寄港 艦内一般公開も

船内に展示されている南極の氷。パチパチと気泡がはじける音を聞くため、耳をあてる子ども=27日
船内に展示されている南極の氷。パチパチと気泡がはじける音を聞くため、耳をあてる子ども=27日
海上自衛隊の南極観測船砕氷艦「しらせ」(1万2650トン)が27日、八戸港に3年ぶりに寄港した。会場では艦内が公開され、申し込んだ市民らが設備を見学したり、南極の氷に触れたりして艦艇への理解を深めた。 しらせは南極観測隊員約80人の輸送や支.....
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海上自衛隊の南極観測船砕氷艦「しらせ」(1万2650トン)が27日、八戸港に3年ぶりに寄港した。会場では艦内が公開され、申し込んだ市民らが設備を見学したり、南極の氷に触れたりして艦艇への理解を深めた。[br][br] しらせは南極観測隊員約80人の輸送や支援を担う。11月から観測を前に訓練を兼ねて全国を回り、寄港地で内部を公開している。八戸港には25日に入港予定だったが、悪天候のため延期されていた。[br][br] この日は入港歓迎式典が開かれ、小林眞市長が「八戸の山海の幸で英気を養い、次の航海に備えてほしい」と歓迎。しらせの竹内周作艦長は「より多くの人たちに日本の南極観測に理解を深めてもらえれば」と話した。[br][br] その後、市水産科学館マリエントの「ちきゅう」たんけんクラブのメンバーが艦内を見学。午後からは一般公開され、事前申し込みをしていた市民らが乗船した。[br][br] 同市の八戸学院第二しののめ幼稚園の久保田晴仁(はると)君(6)は「初めて乗った。南極のペンギンが僕より大きいと知ってびっくりした」と目を輝かせた。[br][br] しらせは28日午後2時に出港し、仙台港へ向かう。船内に展示されている南極の氷。パチパチと気泡がはじける音を聞くため、耳をあてる子ども=27日