【青銀八戸支店オープン】「新店舗を文化の発信地点に」/成田頭取

報道陣のインタビューに答える成田晋頭取=23日、八戸市
報道陣のインタビューに答える成田晋頭取=23日、八戸市
青森銀行の成田晋頭取は23日、八戸市内で報道陣の取材に対し、市の新美術館と連携した八戸支店兼三日町支店の役割に関して「八戸の文化の発信地点にしたい」との考えを明らかにした。デジタル化やキャッシュレス化の動きに対応しつつ、ニーズを踏まえて実店.....
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 青森銀行の成田晋頭取は23日、八戸市内で報道陣の取材に対し、市の新美術館と連携した八戸支店兼三日町支店の役割に関して「八戸の文化の発信地点にしたい」との考えを明らかにした。デジタル化やキャッシュレス化の動きに対応しつつ、ニーズを踏まえて実店舗での金融サービスを充実させる重要性も示した。[br] ―新店舗がオープンした。[br] 八戸支店は、八戸の中では青森銀行の“本店”というイメージを持ってもらっている。新店舗内の展示などを通じて、八戸の文化の発信地点にしたい。新美術館もあるが、銀行に行くと面白い企画があると認知してもらえれば幸いだ。[br] ―店舗の統廃合が進んでいる。[br] 青森県も人口減少が進む中、店舗の来店客が減っている傾向は否めない。近い場所にある店舗を一つにまとめるのは時代の流れでもある。ただ、今回は新たな試みも加えた支店を開設した。十分な満足感を与えられる店舗になると思う。[br] ―今後、銀行の実店舗が果たす役割は。[br] キャッシュレス化で銀行に行かなくてもよくなる大きな流れは止めようがないだろう。だが、リアルの店舗があることで金融に対する安心感が生まれる。店に行けば課題を相談できる、というリアル感は大切だ。[br] サービスによっては効率化も重要。ニーズに応じてウェブなどでのサービスも提供したい。一方、リアルの店舗を求める人はすぐにはゼロにならず、バランスを取りながら進めていく。[br] ―店づくりの方向性は。[br] 地域でどのようなニーズがあるか、銀行としてどのような発信をしたいのかによって、店舗の形は変わっていくと思う。リアル店舗は必要だが、今まで通りの在り方からは変わらざるを得ないだろう。さまざまなニーズを拾い上げて店舗づくりを進めていきたい。報道陣のインタビューに答える成田晋頭取=23日、八戸市