高レベル放射性廃棄物拒否条例、野田村議会で請願採択 近く久慈市議会も

野田村議会は18日の定例会本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)を持ち込ませない条例制定を求める住民団体からの請願書を採択した。開催中の久慈市議会も常任委員会で同様の請願を採択しており、最終日の25日に予定される本会議で採択.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
野田村議会は18日の定例会本会議で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)を持ち込ませない条例制定を求める住民団体からの請願書を採択した。開催中の久慈市議会も常任委員会で同様の請願を採択しており、最終日の25日に予定される本会議で採択される見通しだ。両市村は今後、条例化を検討する。[br] 請願は、宮古市の住民団体「豊かな三陸の海を守る会」(横田有平共同代表)が提出。1億年前に固まった安定した地盤の北上山地がある岩手県は、有力な候補地になり得るとして条例制定を求めた。[br] 同団体は県沿岸自治体の議会に請願書を提出。今年6月に宮古市と釜石市が条例を制定したほか、普代村でも条例化の準備を進めており、受け入れ拒否の動きが広がっている。[br] 野田村議会では、3月と6月の定例会で総務教民常任委員会(米田忠一委員長)が請願を継続審議としていたが、沿岸で相次ぐ制定の動きなどを受けて採択に踏み切った。[br] 今後の条例化について、小田祐士村長は「議会と相談しながら、慎重に検討したい」としている。[br] 久慈市議会でも、14日の教育民生委員会で同様の請願を採択している。