【ナラ枯れ被害】津軽地方3市町村で初確認 県が報告

つがる市で確認されたナラ枯れの被害木=9月上旬(青森県提供)
つがる市で確認されたナラ枯れの被害木=9月上旬(青森県提供)
青森県は17日の県議会農林水産常任委員会で、ナラ枯れの被害調査により、つがる市、鯵ケ沢町、西目屋村の3市町村で初めて被害木が確認されたと明らかにした。発生スポットが増えた理由は不明だが、県は「昨冬の暖冬が影響したのではないか」と推測。10月.....
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 青森県は17日の県議会農林水産常任委員会で、ナラ枯れの被害調査により、つがる市、鯵ケ沢町、西目屋村の3市町村で初めて被害木が確認されたと明らかにした。発生スポットが増えた理由は不明だが、県は「昨冬の暖冬が影響したのではないか」と推測。10月に専門家を招いた検討会議を開く予定で正確な被害範囲の把握と有効な対策の構築を進める。[br] これまで県内で被害が確認されたのは深浦町だけだった。[br] 県林政課によると、9月の「ナラ枯れ被害調査強化月間」を前に、県内の各自治体や森林組合などが8月下旬から被害木の巡回活動を実施。各担当者が深浦以外で枯死木を発見した。[br] 新しい被害木は深浦町で11本、鯵ケ沢町10本、西目屋村6本、つがる市3本。深浦以外に被害が一気に広がった格好だ。[br] 暖冬の影響で病原菌を持ち込むカシノナガキクイムシが生存しやすくなり、生息エリアが広がっている可能性があるという。同課の比内一道課長は「気候の変化は大きく影響する。県内全域を徹底調査し、被害が拡散した原因をしっかりと突き止めたい」と強調した。[br] 昨年度の県内のナラ枯れ被害を受けた木は1万4179本で、過去最多を記録した。つがる市で確認されたナラ枯れの被害木=9月上旬(青森県提供)