柔軟な視点を感じて 八工大生、リレー形式で個展

光と影を使い「見え方の変化」を表現した髙橋祐賢さん
光と影を使い「見え方の変化」を表現した髙橋祐賢さん
八戸工業大が取り組む、八戸市内丸1丁目の空き家を活用した「空き家リノベーションプロジェクト(通称・アキヤプ)」の一環として、同大感性デザイン学部創生デザイン学科4年生によるリレー形式の個展が12日、スタートした。第1弾は、高橋祐賢さんが「展.....
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 八戸工業大が取り組む、八戸市内丸1丁目の空き家を活用した「空き家リノベーションプロジェクト(通称・アキヤプ)」の一環として、同大感性デザイン学部創生デザイン学科4年生によるリレー形式の個展が12日、スタートした。第1弾は、高橋祐賢さんが「展延(てんえん)する脆性的(ぜいせいてき)な日常」と題し、光と影をテーマにした作品を展示している。17日まで。[br] 日常の光景を題材に空間デザインに関する卒業研究に取り組む高橋さん。コロナ禍で、今まで当たり前のようにできていたことができなくなった日常の「もろさ」を実感したという。[br] 「硬いのに、伸ばしたり曲げたり変形できる金属のように、自分たちの日常も柔軟に変化していくことが大切」との考えから、誰もが身近に感じている光と影を、すりガラスを用いて視覚的かつ幻想的に表現した作品は、角度によって見え方が変化。高橋さんは「いろんな角度から見ることで気付くこともある。見え方の違いを楽しんで」と話している。[br] 開催時間は午後1時~同7時。今後は順次、リレー形式でそれぞれの学生の卒業研究の経過や試作品を展示する。第2弾は9月20日スタート。光と影を使い「見え方の変化」を表現した髙橋祐賢さん