大間原発工事延期、10日表明へ/電源開発

電源開発(Jパワー)は9日、大間町で建設中の大間原発で2020年後半に着手するとしていた安全対策工事の工程見直しを10日に表明すると明らかにした。同日に青森県や同町など関係自治体に報告する。関係者への取材によると、新規制基準の審査長期化のた.....
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 電源開発(Jパワー)は9日、大間町で建設中の大間原発で2020年後半に着手するとしていた安全対策工事の工程見直しを10日に表明すると明らかにした。同日に青森県や同町など関係自治体に報告する。関係者への取材によると、新規制基準の審査長期化のため2年程度先送りする。[br] 延期を表明すれば通算4度目。Jパワーは18年9月にも当時の目標を同じ理由で2年延ばしている。[br] 大間原発は旧規制当局の安全審査を経て、08年5月に着工したが、11年の東京電力福島第1原発事故の影響で本体工事を中断。その後、新規制基準が施行され、現在は原子力規制委員会の審査を受けている。[br] ただ、審査では基準地震動(耐震設計の目安となる地震の揺れ)や、基準津波(想定される最大規模の津波)の議論が終わっておらず、延期は避けられない情勢だった。