八戸工高1年グループが県大会測量部門で見事優勝

優勝の喜びを語る(右から)佐々木夢飛さん、山下柊さん、西舘華子さん。左は市島正幸教諭
優勝の喜びを語る(右から)佐々木夢飛さん、山下柊さん、西舘華子さん。左は市島正幸教諭
本年度の「高校生ものづくりコンテスト」青森県大会の測量部門で、県立八戸工業高土木建築科の1年生チーム(山下柊(しゅう)さん、佐々木夢飛(ゆめと)さん、西舘華子(こうこ)さん)が優勝を果たした。測量を学び始めてまだ日が浅いものの、“部活動”と.....
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 本年度の「高校生ものづくりコンテスト」青森県大会の測量部門で、県立八戸工業高土木建築科の1年生チーム(山下柊(しゅう)さん、佐々木夢飛(ゆめと)さん、西舘華子(こうこ)さん)が優勝を果たした。測量を学び始めてまだ日が浅いものの、“部活動”として練習を重ね、並み居る強豪や上級生を押さえた望外の成果に、3人は「信じられない」と喜んでいる。[br] 大会は県高校長協会工業部会が主催。県内の工業高校生が毎年、7部門に分かれて日頃の技術力を競っている。今大会は6日に青森市で開かれ、測量部門には3校から6チームが出場。1年生は同校の3人だけだった。[br] 競技では、地面に記された大きな五角形の内角を調べる測量と、そのデータを基に角度や五角形の大きさをはじき出す計算について、その速度と正確性を競った。1年生チームは測量、計算共に強豪校と引けを取らず、僅差で頂点に立った。[br] 3人は本年度、同校に創設されたばかりの部活動「工業部」の測量部門メンバー。同部は専攻ごとに7部門に分かれ、それぞれの技術力向上のほか、地元企業や中学生への魅力PRを目的としている。[br] 新型コロナウイルスの影響で、実質的に活動が始まったのは6月から。3人は測量の知見が全くない状態から、県大会に即した練習を連日続け、短期間で実力を付けた。バドミントン部と兼務する佐々木さんは、[br]「両立は大変だけど、詳細な数値を図るのは楽しい」と笑顔。西舘さんは「苦手な部分を自覚しながら少しずつ克服できた」と振り返る。[br] 3人を指導した顧問の市島正幸教諭は「想像以上の成長に加え、気負わずに挑戦した点がうまく作用したのでは」と分析し、今後のさらなる飛躍を期待する。[br] 10月には宮城県での東北大会に出場する予定。山下さんは「当日までに実力をさらに磨きながら、強豪の強さをしっかり学びたい」と健闘を誓った。優勝の喜びを語る(右から)佐々木夢飛さん、山下柊さん、西舘華子さん。左は市島正幸教諭