25年青森国スポ1年延期へ 冬との完全大会条件に県容認

2025年に青森県で開催予定の第80回国民スポーツ大会(現・国民体育大会)について、26年への1年延期案を提示した日本スポーツ協会に対し、県は27日、「(冬季大会と本大会の)完全大会として開催されるのであれば理解する」と回答したことを明らか.....
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2025年に青森県で開催予定の第80回国民スポーツ大会(現・国民体育大会)について、26年への1年延期案を提示した日本スポーツ協会に対し、県は27日、「(冬季大会と本大会の)完全大会として開催されるのであれば理解する」と回答したことを明らかにした。新型コロナウイルスの影響を受け、今年開催予定だった鹿児島国体は23年に延期される見通し。以降の開催県調整が進む中、青森県が日本スポ協の求めに応じる意向を示したことから、「青森国スポ」の26年開催が確実な情勢となった。[br] 県国民スポーツ大会準備室によると、今月上旬に第80回大会の冬季大会と本大会を1年延期することについて意見照会があった。これに対し、県は県教委、県スポーツ協会と協議し、新型コロナを踏まえた延期案であることから、完全大会の開催を前提に受け入れると回答した。回答は24日。[br] 県は1977年のあすなろ国体以来、2度目の完全大会を目指し、25年開催の準備を進めていた。冬季大会を含めた延期案が日本スポ協から示されたことに、同室の小笠原忠儀室長は「『完全大会をやる』という県の意思が受け止められたのだろう」と評価した。[br] 今後、日本スポ協が他の開催予定県の意見などを踏まえて延期を最終決定するという。[br] 国体の延期を巡っては、今年開催予定だった鹿児島国体が23年に先送りする方向で調整が進んでいる。以降の大会は1年ずつ延期となる見込みで、23年の佐賀県は延期を受け入れる意向。24年の滋賀県は「少し時間をいただき、関係者と共有したい」と回答を保留している。21年は三重県、22年は栃木県で開催予定。[br] 第80回大会は、本大会の青森開催が16年に「内々定」していた。冬季大会についても日本スポ協が昨年、開催を県に打診。県は受け入れを表明し、今年5月末に日本スポ協などに開催を申請していた。