危険運転致死傷罪に訴因変更 六戸5人死傷事故、地検が請求

6月に六戸町で発生した軽乗用車が街路灯に衝突し5人が死傷した事故で、青森地検は25日までに、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴した被告の男子大学生(21)=十和田市=の訴因を、より刑の重い自動車運転.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 6月に六戸町で発生した軽乗用車が街路灯に衝突し5人が死傷した事故で、青森地検は25日までに、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴した被告の男子大学生(21)=十和田市=の訴因を、より刑の重い自動車運転処罰法の危険運転致死傷罪に変更し、青森地裁に請求した。青森地裁はこれを認め、今後は事件を地裁八戸支部から青森地裁に移し、裁判員裁判で審理する。請求は20日付。[br] 青森地検は7月17日に自動車運転処罰法違反の過失運転致死傷の罪などで起訴していた。その後も補充捜査を続けた結果、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態だったと認められたため、危険運転致死傷罪に問えると判断した。[br] 起訴内容などによると、被告は6月21日午前5時15分ごろ、六戸町の国道45号で、車を飲酒運転して時速約94~101キロで走行。道路右側の縁石に車を衝突させ、その弾みで街路灯にぶつかった結果、同乗の女子大学生=当時(21)=を車外に放出させて死亡させたほか、同乗の男女3人にけがを負わせたとしている。自身もけがをした。