丹後平古墳群の国重文79点、無断切り取り行為なし/岩手県教委

岩手県立博物館(盛岡市)の学芸員が文化財の一部を所有する自治体に無断で切り取っていた問題で、県教委は24日、科学分析や保存処理の業務を受託した八戸市の丹後平古墳群の国指定重要文化財79点を調査した結果、無断の切り取り行為はなかったと発表した.....
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 岩手県立博物館(盛岡市)の学芸員が文化財の一部を所有する自治体に無断で切り取っていた問題で、県教委は24日、科学分析や保存処理の業務を受託した八戸市の丹後平古墳群の国指定重要文化財79点を調査した結果、無断の切り取り行為はなかったと発表した。[br] 県教委によると、エックス線写真を撮影し調査を進めた結果、79点のうち切り取りの痕跡があったのは38点、特定できなかったのは2点、痕跡がなかったのは39点。[br] 痕跡があった38点と特定できなかった2点については、いずれも科学分析の結果が八戸市博物館の発掘調査報告書や研究紀要に掲載されていたことなどから、県教委は「全て所有者の承諾を得て行われ、無断切り取り行為ではない」と判断した。