長雨、日照不足背景 金額45・2%増/八戸市中央卸売市場7月市況

八戸市中央卸売市場が20日にまとめた7月の市況概要によると、青果部門は取扱数量1万1091トン(前年同月比3・8%増)、金額26億9516万円(45・2%増)。新型コロナウイルスの影響で家庭消費の需要が続いていることに加え、全国的な長雨と日.....
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 八戸市中央卸売市場が20日にまとめた7月の市況概要によると、青果部門は取扱数量1万1091トン(前年同月比3・8%増)、金額26億9516万円(45・2%増)。新型コロナウイルスの影響で家庭消費の需要が続いていることに加え、全国的な長雨と日照不足に伴って多くの品目で高値となったため、金額が大幅に伸びた。[br] 野菜は9947トン(6・4%増)、22億6491万円(56・0%増)。ニンジンは関東産の切り上がりが早く北海道産が遅れたため、青森県産の引き合いが強まり単価が前年同期の3倍。ジャガイモも関東産が少なく高値で推移し、キャベツやハクサイも3~5割高となった。[br] 果実は1114トン(14・6%減)、4億1817万円(7・1%増)。天候不良で全般的に入荷減、単価高で推移した。サクランボは入荷量6割減、単価は2倍近い高値となった。スイカは入荷が4割減、単価は5割高。中旬から県産がスタートしたが、低温で荷動きは鈍かった。[br] 花卉(かき)部門は92万本・鉢・個(13・9%減)、7906万円(3・7%減)。スプレー菊は輸入が少ないものの需要に見合った供給となり、数量、金額とも前年を上回った。バラは婚礼が少なく厳しい販売。