市立三沢病院、3億4439万円の赤字/19年度決算

三沢市立三沢病院(坂田優事業管理者)は19日、2019年度病院事業会計決算を公表した。医業収支と医業外収支などを合わせた収益的収支は3億4439万円の赤字。10年連続の赤字決算で、累積欠損金は約64億9800万円に膨らんだ。 同病院で同日開.....
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 三沢市立三沢病院(坂田優事業管理者)は19日、2019年度病院事業会計決算を公表した。医業収支と医業外収支などを合わせた収益的収支は3億4439万円の赤字。10年連続の赤字決算で、累積欠損金は約64億9800万円に膨らんだ。[br] 同病院で同日開かれた事業運営審議会(春日洋子会長)の席上、明らかにした。病院事務局は赤字の要因について、手術支援ロボット「ダビンチ」を活用しない手術件数が落ち込み、減収となった点などを挙げた。[br] 延べ患者数は、入院6万1014人(前年度比2・4%減)、外来10万1379人(2・8%増)。入院収益は26億4811万円で、前年度より微増した。[br] 一般会計からの繰入金は3・0%増の7億4431万円だった。[br] 審議会では、病院事務局が「赤字要因を早急に改善する」とした上で、ダビンチによる子宮がん摘出手術が6月から保険適用となったことなど現状を説明。「引き続き医療体制の維持を図り、収入増につなげたい」とした。