東幕下3枚目で迎えた7月場所で5勝2敗と勝ち越し、秋場所での新十両昇進を決めた錦富士。これまでの取組での工夫や今後に向けた抱負、地元への思いなどを聞いた。[br][br] ―春場所、7月場所と好成績を残せた理由は。[br][br] 師匠からは、消極的な相撲だと後ろに下がってけがをしたり、体が伸びてしまうので前へ出ろ、と言われていた。(番付の)上にいくと自分より体の大きな力士が多い。受けの相撲だけではいけないので、前に出る相撲を意識したり、下半身を鍛えたりしたことも成績につながったと思う。[br][br] ―7月場所を振り返って。[br][br] 5勝して十両昇進もでき、結果から見ればうれしい。だが、前に出て相手を圧倒する相撲は取れなかった。師匠にも指摘されたので、来場所までに前に出る相撲を取れるようにしたい。[br][br] ―来場所の抱負を。[br][br] 上を見据えて、最低限勝ち越しできるよう、しっかり稽古していく。もっと体を大きくするためにも、毎日こつこつ体作りをやっていきたい。[br][br] ―応援してくれた十和田市民や青森県民に一言。[br][br] せっかく祝福していただいて、十両にも上がることができた。番付を落とさないようにしたい。[br][br] ―SNSなどでの応援の声は届いていたか。[br][br] インターネットで調べたら、地元の反響やたくさんの人が応援してくれていると知った。すごく力になり、ありがたいなと思った。