錦富士 故郷に錦/十和田出身で15年ぶり関取、母校に十両昇進報告

新十両昇進を決め、母校の相撲部員から祝福された錦富士(左から2人目)=11日、三本木農業高(写真撮影のためマスクを外しています)
新十両昇進を決め、母校の相撲部員から祝福された錦富士(左から2人目)=11日、三本木農業高(写真撮影のためマスクを外しています)
来場所での新十両昇進を決めた大相撲の錦富士隆聖(24)=十和田市出身=が11日、所属部屋の伊勢ケ濱親方(元旭富士)と共に母校の青森県立三本木農高(同市)を訪ねた。角界入りから4年。同市からは2005年の舞風以来15年ぶりの関取誕生に、後輩た.....
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 来場所での新十両昇進を決めた大相撲の錦富士隆聖(24)=十和田市出身=が11日、所属部屋の伊勢ケ濱親方(元旭富士)と共に母校の青森県立三本木農高(同市)を訪ねた。角界入りから4年。同市からは2005年の舞風以来15年ぶりの関取誕生に、後輩たちは「憧れの先輩が関取になるなんてすごい」と熱烈に祝福。地元の盛り上がりを目の当たりにした錦富士は「応援があるからこそ頑張れる。今後も精進してより上を目指す」と、さらなる高みへ決意を新たにした。[br] 十和田市で生まれ育った錦富士。小学校から相撲を始め、三農高では1年にインターハイ団体優勝メンバーとなったほか、3年時は同個人3位などの成績を収めて近畿大に進学したが、2016年に中退し、角界の門をたたいた。[br] 11日、同校の遠藤剛校長に昇進を報告。遠藤校長は「新型コロナウイルス感染症など暗い話題が多い中、市民に明るいニュースを届けてくれた」とたたえた。同席した相撲部の小笠原史男監督は「高校時代から真面目な男だったが、さらに頼もしくなった」と感慨深げ。「まだまだ上を目指して、後進たちの希望となってほしい」とエールを送った。[br] 先輩の昇進を祝おうと、後輩部員の坂本博一主将、伊藤寧=共に3年=、藤田一翔(2年)も駆け付けた。3人は緊張の面持ちで花束を手渡し、「将来は自分らも先輩のような関取を目指す」と目を輝かせた。[br] 錦富士は「けがで苦しいときも、SNS上などで、地元からの応援も届いていた。支えてくれる皆さんへの感謝を忘れず、さらに精進したい。後輩たちの手本となれるような力士になる」と気を引き締めた。新十両昇進を決め、母校の相撲部員から祝福された錦富士(左から2人目)=11日、三本木農業高(写真撮影のためマスクを外しています)