新庁舎建設用地の一部 野辺地町が取得断念 仕様変更、事業費増の懸念も

野辺地町が本町地区への建設を目指す新庁舎について、建設場所として購入を検討する民有地2カ所のうち、1カ所と交渉が折り合わなかったことが6日、町関係者への取材で分かった。町は残る1カ所の土地を活用して建設する方向で調整しているが、想定した面積.....
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 野辺地町が本町地区への建設を目指す新庁舎について、建設場所として購入を検討する民有地2カ所のうち、1カ所と交渉が折り合わなかったことが6日、町関係者への取材で分かった。町は残る1カ所の土地を活用して建設する方向で調整しているが、想定した面積が得られないため、庁舎規模や事業費面に影響する可能性がある。[br] 新庁舎を巡っては当初、新町地区を建設予定地としていたが、昨年就任した野村秀雄町長が公約に沿って見直しを実施。町民アンケートで、現庁舎のある本町地区に建設を望む声がトップだったことを受け、基本構想を修正。新庁舎は3階建てで延床面積3千平方メートル以内を目標としている。[br] 建設計画では現庁舎の土地に加え、隣接する民有地2カ所(計約1720平方メートル)の購入を検討しているため、町はそれぞれの所有者と交渉。当初は7月中に売買契約まで終えるスケジュール案を示していた。[br] 町はこの民有地取得を事実上断念しており、残る1者からの購入のみで建設を進める方針。ただ、このまま事業を進める場合、庁舎の大幅な仕様変更が避けられず、仮設庁舎の設置などで事業費が想定よりもかさむ懸念が出ているという。